深夜12時過ぎの見慣れた空港の中は空っぽだった。
静か過ぎる空港はマルタの夏の終わりを告げている様だった。
チェックインカウンターへ向かいパスポートを手渡す。深夜勤務に嫌気をさしている様な態度で「チュニジアに行くのにビザはあるか」と質問される。
「私はチュニジアに行くのにビザはいらないの」と笑顔で答える。
そうすると、苦笑いされ、「俺も日本に行きたいよ」と言われた。「へー、どこ出身なの」と会話が始まる。後ろで並んでいる人なんて気にもせず、身の内話を始める彼はきっと疲れているのだろう。
「”ありがとう”」と最後に日本語で言われ、「こちらこそ」と返した。
正直、ビザの質問をされた時は不意に後ろから刺された思いだった。それでも笑顔で返せたのは、”私は日本人だ”という自信からだった。。
がしかし、その後、日本チュニジア大使館のホームページに祈りを込めながら再確認しした。
こんにちは、友人に会いにチュニジアに1週間旅行に行きます。
マルタでの深夜便は実は初めてなのですが、中々いい雰囲気ですね。
人も少なくてWIFIも繋がりやすくて、速いです。
今は空港の中のCOSTAで暖かい紅茶を飲みながらブログを書いています。るんるん。ホームページ確認しましたが、3ヶ月以内なら、チュニジアに行くのにビザはいらないらしいです。
失敗しましたー。こんなに旅行をしているのにも関わらず、短パンを履いてビーチサンダルで空港に来てしまいました。とてつもなく、寒いです。
マルタは夏だからって空港の中はエアコンが効いていて寒いですし、飛行機の中はもっと寒くなります。。
さて、チュニジアは初めてではありんません。1年前にもチュニジアに2週間ほど滞在しました。
初めてのチュニジアは臆病になり過ぎてあまり楽しめなかったのが正直なところです。
チュニジアはトルコに比べるとアラブという印象がとても強いので何かと気を張りました。
更に、マルタでいつも一緒に隣を歩いていたリビア人の男友達と2年前のチュニジア旅行で再会し、一緒に観光している時に物理的な距離の遠さを感じ、やはり、アラブだから気をつけなければ行けないのか、なんなのか分からず、困惑し、なんだか寂しいやら、怖いやらで好んで外に出ませんでした。
いや、本当にびっくりするほど見られるんですよ。アジア人って珍しいんですよね。きっと彼らにとっては。知りませんけど!そんな目で見ないで?居心地悪いから!
まぁそんなこともあり、リベンジです。
今思えば、そんなに気にすることもなかったのかもしれません。
どうなるか分かりませんが、今回のチュニジア旅行は積極的に外に出て見ようと思います。
勘違いしないで下さいね、チュニジアは怖い国では全くありません。ただ私が臆病だっただけです。
😘Riopoint
チュニジアはイスラムが国教、アラビア語とフランス語(昔フランスの植民地だったからです)を話します。
アフリカ大陸に位置するチュニジアですが、中東とヨーロッパの歴史に随分と影響を受けているとても興味深い国ですよ!