ドイツで飛行機を乗り換え、マルタへ向かう途中
機内の中ではもう英語を聞くことはない。
耳にするのはドイツ語かロシア語、イタリア語かマルタ語だ。
「あぁ、ここはヨーロッパだな」と実感しながら、なんとも言えない居心地の良さを感じる。
マルタ行きの便を呑気にロビーで待っていると一通のメッセージが届いた。
こんにちは。さて、予定変更です。トルコへ飛びます。
マルタについて、友人のアパートにキャリーケースを置いてすぐにまた空港に向かいました。
友人のアパートを探すのは本当に戸惑いました。途中で店番をしているマルタ人のおじいちゃんに場所を聞いたら見事にマルタ語で返されて、分かってるよ!英語喋らないもんね!と思いながら自信満々で英語で返します。
自信満々でマルタ語を話すおじいちゃんと自信満々に英語を話すアジア人小娘の光景はきっと滑稽だったと思います。あはは。
😘Riopoint
マルタはイタリアとリビアの真ん中に位置する海に囲まれた小さな島国です。とても小さい国で面積は東京の半分、グーグルマップで見るにはかなり拡大しないと出てきません!
マルタ島はキリスト教徒が多く、歴史のある教会や建築物が多く残り、ヨーロッパ調の石畳の道に古い建物が並んでいます。
イギリスの領土だったこともあり、英語圏ではありますが、マルタ人は中々英語を話しません。彼らは普段マルタ語を話します。マルタ語はイタリア語とアラビア語が混ざった言葉で、イタリアとリビアに挟まれている位置関係から出来た言葉だと思います。
とにかく、一般のマルタ人は英語を話すのが大嫌いなんです!なんで!?
ごほん、マルタについて語りたい気持ちは抑えましょう。1週間後にマルタに戻ってくるのでその時にマルタについてたくさん書きたいと思います。
さて、気を取り直して、マルタからトルコの都市、イスタンブールまでのフライト時間は二時間三十分です。そう、意外と近いんですよ。
人生で2回目のイスタンブールに到着して一日過ごして、言いたいことはただ一つ。
英語の役立たず!!
本当にイギリス以外英語が全く役に立たないヨーロッパ、中東、アフリカ大陸
人々は笑ってしまうほど自信満々で自国の言葉で話してくる。タクシードライバー、ホテルの清掃員、販売人、みんな遠慮なくトルコ語で説明してきます。なので私も負けません。遠慮なく英語で話していきます。
そうするとなんやかんや伝わってなんやかんや旅が面白い方向に傾きます。ふふふ。
プライベートのインスタグラムからのメッセージはリビア人の友人からだった。
俺は今イスタンブールにいるぜ!
ヨーロッパ行きのチケットの写真をインスタグラムのストーリーから見たのだろう
。
世界最強日本のパスポートはリビアでは通用しない。私達日本人はリビアに足を踏み入れることも出来ず、リビア人はどこに行くにもビザが必要でビザを得るのは簡単ではない。
通常よりも二倍もするフライトチケットを躊躇する理由は私にはない。