前回の番外編
Goriさんは自称超日本人Mちゃんとは真反対の性格です。要は、怖いもの知らずで積極的フレンドリーなダンスが大好きな沖縄人です。
Mちゃんが自然に出た言葉は
自由だね
道で絵を書いているストリートパフォーマーに対して出た言葉でした。
Mちゃんはトロントにきて、みんなの自由さに本当に驚くそうです。
パフォーマーだけに限らず、道ゆく人々のファッションや不意に話しかけてくる気軽な人、音楽を聴きながらダンスをする陽気な人達に対して、本当に「自由だな」と驚くそうです。
ちなみに、私もGoriさんもパフォーマーに話しかけたり、チップを渡したりすることに躊躇がありません。ので、そこにも驚くそうです。
まだまだ怖いものが多いMちゃん。
Goriさんの場合はダンスをしているので、ダンス関係のパフォーマンスに目がないです。見たいのはもちろんですが、何よりも一緒に踊ったりするのが大好きです。とてもフレンドリーで持ち前の明るさで積極的にダンサーに話しかけます。そんなGoriさんの課題は英語力。ラップを一緒に聞いていたときもなんと言っているか分かったらもっと楽しいのにと悔やんでいました。
さて、ここからは私の話です。
イベントの帰りに、Mちゃんの日用品を揃える為の買い物を三人で手伝ったのですが、私は何も知りませんでした。トイレットペーパーやテッシュの値段の高さ。(テッシュに異常な愛情を注いでいるのは日本だけですから!鼻セレブなんて海外にありませんよ!crazyです!)他にも本立てや歯ブラシを入れるコップなど私には思いもつかなかったものばかり。
日用品とはなんでしょうか。
🚨ここからは言い訳タイムです
ルームメイトのAriちゃんがなんでも用意してくれるんんだもの!なんなら抱き枕も!寒かったら追加の布団までも!消臭剤も掃除道具も!テレビも!Amazonプライムも!パンも!(そこにあると分かるんですけど、ないとわからないんですよ)
猫のアーニー君には癒しを!
ありがとうAriちゃん。いつもNo worries !!と言ってくれる優しいAriちゃんに甘え
”ふかふかのクイーンサイズのベットで寝れるだけで幸せ”
と思っていた私。それは違いました。
”Ariちゃんが私の生活水準を極限にまで上げてくれているんです”
普段、英語だ海外だ歴史だ異文化だのと言っている私、なんなら職業柄美容についてアドバイスする私ですが生活する上での基本的なことが全くわかりません。
実家暮らしで家に何もかもあったんです。だから日用品とか、なにが必要で必要じゃないかとか分かんないんです。ほんとうに。そんな目で見ないでください。
トロントで、人生で初めてトイレットペーパーを自分で買ったらまさかのキッチンペーパー。そういう人間なんです。
そんな私ですから、カナダに到着して家も仕事もない頃
- 夜に良く眠れるように、土地勘をつけれるように朝から夜までひたすら一人でトロントを歩く
- ベーグル5個入りをちぎって食べながら1週間生きる
- 人参やセロリを生のまま丸かじりして生きる
という選択肢しか思いつかなかったんです。(ちなみにカナダでは水道水は直接飲めるのでガブガブ飲みました)
Ariちゃんに拾ってもらわなければ今の楽しいトロントライフはありません。
Ariちゃん、ありがとう。私の人生で初めてのネイティブの友達はAriちゃんなんですよ。
そんなAriちゃんとの出会いはまた次のお話で。