海外転々としてるけど、やってることは特に日本と変わらない

沢山歩いて、お家を見つけて、人と出逢って、ご飯を食べて、仲良くなったり、恋をして、寝るだけ

チュニジア編 古くから黒い瞳に映るもの

黒い瞳に私が反射して見えた バルコニーの一番端の席は店内から差し込む明かりとろうそくの灯りだけで彼の褐色の肌がより一層美しく見えた バキルはカールした少し長い髪を後ろに撫でながらおとぎ話を子供に話す様に優しく丁寧に話だした 人間の嫉妬は恐ろし…

チュニジア編 現地の人に愛される美味しいレストラン

高級住宅街を抜け、道路に面した辺鄙な場所にそのレストランはある 黒で統一された外装は上品さを漂わせ、店内の明かりが眩しい 来店すると褐色の肌を持つ男性に予約の確認をされ、店の前に並んでいる高級車を眺めていると ”welcome to my restraint lady ” …

チュニジアにボンジュール”bonjour”

2年前と全く変わらない風景が広がる。 寂しげな鉄パイプのベンチが並ぶ搭乗出口にタクシーはいるかと容赦なくアラビア語で話しかけてくる男性の服装は貧富の差を嫌という程感じさせる。 リビアからくるリビア人の彼の飛行機が遅れているのでベンチに座る。 …

チュニジアなんて怖くて行きたくなかった2年前 

2年前、airbnbで借りた素敵なアパートメント 深夜12時過ぎの見慣れた空港の中は空っぽだった。 静か過ぎる空港はマルタの夏の終わりを告げている様だった。 チェックインカウンターへ向かいパスポートを手渡す。深夜勤務に嫌気をさしている様な態度で「チュ…

私がマルタを選ぶ理由 

色鮮やかだった記憶が、次第に何色か思い出せなくなる。 マルタの面積は東京の半分だ。1週間もあれば殆どの観光名所を回ることが出来る。 そんな小さな島に何度も訪れたくなる理由は1つしかない。 それは、此処でしか出会えない人達がいるからだ。 こんばん…

日の出なんて何処で見ても同じ <マルタ島>

地中海に浮かぶ小さな島の夏は長い 一週間前に21歳の誕生日を迎えた弟にお祝いの連絡を入れた後、私の隣で気持ち良さそうに眠っている男の子の横顔を眺める。褐色の肌に長く美しい黒のまつ毛が彼の目を覆い隠していた。 透き通った、とても純粋な心を持った…

みんなマルタで一度は風邪を引く

寂しげな二段ベットの最上階の上に横たわる私の息は荒い。 頭がぼーっとする。 咳が出ると喉が痛む。体温が上がるに連れて涙が出て視界がぼやける。 息をするのも大変なので体の先端が痺れ始める。 電話が鳴っているのに気づくのに時間がかかった。 そして、…